こんにちは。Hiro and Teruです。
- バンクーバーの治安ってどうなの?
- バンクーバー長期で住む場合、気を付けたほうがいいことってある?
留学やワーキングホリデー先として、バンクーバーは人気が高いです。
そんなバンクーバーと言ったら「住みやすい街」という印象を持っている人は、多いのではないでしょうか?
その印象だけで留学に来るとトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません!
バンクーバー出身のHiroとバンクーバーに移民したTeruが実際に経験した事件と対策を紹介します。
この記事はこんな方に役立つ内容になっています。
- これからバンクーバーに長期滞在する人
- バンクーバーで気を付けておくポイントを知りたい人
Contents
バンクーバーの治安がいいと言われる理由
2002年から2010年まで常に「住みやすい街ランキング」1位に輝いてきたバンクーバー。
パンデミックが起きるまでは常にトップ10入りしてきています。住みやすいと言われるには治安の良さが影響しています。
まずはデータをもとに治安について説明します。
いろんな種類の犯罪の発生率をグラフにしているデータです。
12個の犯罪のうち8個はLowとなっていて、発生率が低いことを表しています。Highになっているものドラッグ使用・販売だけです。
バンクーバーからも近いアメリカの西海岸の街サンフランシスコと比べると、治安の良さは一目瞭然です。
ただし、このデータを見て少し気になる点があります。
Contributorsが少ないことと実際に起きた犯罪件数に基づいたデータではないということ。Contributorsとはこのサイトを訪れて回答した数です。また、そのContributorsの数の下に「このデータは直近3年間にこのサイトを訪れた人の感覚に基づいている」と書かれてます。実際の犯罪件数ではないので注意が必要です。
7年間の滞在中に起きた事件
Teruが7年間で実際に体験、目撃した事件をお伝えして、トラブル一つ一つに対する対策を説明していきます。
場所:ダウンタウンにある有名なバー
内容:外のテラス席で友達と食事をしていると、突然私に向かってお店の店員さんが「Get out!!!」と叫んできたのです。「え?私???」と思ってキョロキョロ見回すと、真後ろに大柄な男が立っていたんです。
店員さんがすぐ私の所へ来て、「今あの男があなたのバッグに手を入れようとしてたのよ!」と説明。よく見ると椅子に掛けていたバッグのチャックが半分開いてる!!!!
この時は店員さんのナイスプレーで未遂に終わりましたが、すぐ背後に人がいることすら気づけなかった私。そして友達は私の前に座ってたのに怪しい行為には全く気づかずでした。
実はこういった被害が非常に多いです!
テーブルに置いていたスマホが目の前でとられた友達もいます。気づかずに盗む技術は本当に驚くばかりです!
場所:地下駐車場
2時間ほど買い物して駐車場に戻ると、自分たちの車の様子がおかしい。。。
運転席の窓が割れてるーーー!!車内には貴重品なんて置いてなかったのに、なぜ!!??
と思ったらトランクに入っていたゴルフバックを持っていかれていました。
車上荒らしだけでなく、車の盗難も少なくないです。盗難防止に最も効果的なのは「盗むことが大変そう」と思わせることです。安いもので大丈夫なので、ハンドルロックをつけておくだけでも抑止力が高まります。
場所:友人宅アパート1階
仕事が終わって自宅に帰った友人。いつものようにパソコンを開こうと思ったらいつもの場所にない!!
よく見たらリビングの窓ガラスが割れており、何者かが侵入した形跡あり!!
レストランで働いていた友人はチップを現金で受け取り、その現金をそのままクローゼットに入れていたそうですが、それもすべて盗られてました。
被害額なんと約2000ドル!!(日本円で約20万円)
ただし、この友人は海外旅行保険に入っていたためパソコン代10万円は返ってきました。
※現金の盗難は保険でカバーされないので要注意です。
場所:ダウンタウン住宅街
飲食店で一緒に働いていた仕事仲間(女性)が、仕事を終えて家に向かって歩いていたところ突然背後から素手で襲われる!
頭を殴られ倒れた彼女がとっさに持っていたカメラを差し出したところ、そのカメラを持って逃走。
その後警察も呼んで捜索してもらうが、犯人は捕まらず。
23時過ぎのダウンタウンは大通りを一本入ると、人通りが一気に少なくなります。普段何もないバンクーバーだから安心して夜一人で歩いて帰ってしまうけど、本当に油断禁物!!
場所:カフェや図書館など
Teruが語学学校で働いていた時に学生から実際に受けた被害相談の内容です。本当によくある相談でした。
カフェで勉強していたところ英語教師と名乗る男が声をかけてくる。英語を教えてあげるという甘い罠で近づいてくる。その後カフェを出てご飯を食べにいき、普通に解散したと思いきや帰りに自分のクレジットカードが無くなっていることに気づく。
本人いわくトイレに行ったときにバッグも持って行かなかったということなので、おそらくこの時に盗られてしまったのではないかと思います。
もう一つとてもショッキングな事件がありました。
2016年に起きた日本人留学生の殺害事件をご存じの方も多いのではないでしょうか。
実はあの被害者女性の方は私の働く語学学校の学生さんでした。ちょうど私が辞める直前に入学してきたので入学のオリエンテーションでお会いしています。
被害者女性の方も英語学習の意欲が高かったがために、学校以外でも積極的にネイティブスピーカーと会話をしようとしたんだと思います。
いろんな批判もあるかもしれないですが、せっかく海外に勉強に来ているならネイティブとお友達になりたいとか会話したいと思うのは至極全うだと思います。
でも正直バンクーバーという街はネイティブの友人を作るにはとても難しい街です。そして日本人も多くて思った以上に英語漬けになれてない!ということもよくあります。その街で現地の人が話しかけてきてくれたら嬉しく感じたり、英語を話したいと思ってしまうものです。
これに関しては長くなりすぎるのでまた別の投稿で書こうと思いますが、とにかく英語をもっと話したいという女性をターゲットにしている人たちがいるということを理解しておいてほしいのです。
バンクーバーではマリファナが合法化されたことは有名ですが、ドラッグに対しても寛容的でとても簡単に手に入ってしまいます。
日本人がドラッグに関するトラブルに巻き込まれることは多くありません。元々日本では「ドラッグ=悪」という教育が徹底しているからだと思います。
それでも「ドラッグとは知らずに摂取してしまった」、「英語がわからなくて断れなかった」などの理由で自分の意思に反してトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
少しでも怪しいと思ったら近づかない!ハッキリとNOと伝える!
これを徹底しておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バンクーバーで起きた事件ばかり書いてしまったので、バンクーバーの街に対してネガティブな印象を持ってしまいましたかね?
決して脅かすために書いたわけではありません。実際に住んでいてデータの通り安全だと思うことが多いです。安全だからこそ油断してしまうんだと思います。
バンクーバーはHiroの出身地ですし、Teruも長年住み第二の故郷だと思っています。とっても大好きな街です。
そんな大好きな街を存分に楽しんでほしいからこそ、
避けることができるトラブルに対しては事前に対策をとっておいてほしいと思い、書かせてもらいました。
この記事を読んで参考にしてもらえたら嬉しいです。