ASMRはなぜ人気?【英語の論文読んでみました】

ASMRはなぜ人気?【英語の論文読んでみました】

こんにちは。Hiro and Teruです。英語でフードレビューをするYouTubeチェンネルを運営しています。

カナダに住む友人から「ASMR動画撮ってよ!」と言われて初めてASMRという言葉を知りました。

気分がよくなる音や映像だと教えてもらいましたが、正直よくわからんというのが感想でした。

ASMR意味不明!と思っている人は結構いるのではないでしょうか。

そんな方へむけてできるだけわかりやすくASMRの効果についてまとめてみました。

英単語の説明もあるよ。

ASMRとは

Autonomous Sensory Meridian Response という単語の頭文字からきている言葉です。

普段聞きなれない単語が並んでいますが、直訳すると「自律的な、感覚の、超絶反応」というところでしょうか。

コトバンクによると正式な日本語名称ではないですが、「自律感覚の絶頂反応」などと言われているようです。

これだけ聞いてもよくわからないですよね。

視覚や聴覚が何かしらの刺激をうけることで、リラックス状態になることのようです。

英国ウェールズの大学で行われた実験によると、75%の被験者がつぶやき声によってASMRを体験したそうです。

ASMRの記事を読んでいるとキーワードがいくつか出てきます。

キーワード

Trigger(s):引き金 

※ASMRでいうと、脳に刺激を生み出すもの(特別な音や映像)


Tingle(s):ぞくぞく、チクチクする感覚

※ASMR体験をすると脊椎から頭にぞくぞく感を感じる

Brain Orgasm:脳のオーガズム

※脳が幸福感を感じた状態のことで、ASMRの別名としても使われていた

つぶやき声の他に、咀嚼音、タイピング音、ページをめくる音などなどいろんなものがあります

ASMRの効果とは

効果に関する論文がいくつも発表されています。

ASMRの名付け親が作った「ASMR University」というサイトに掲載されていた論文を読んでみました。

すると知らなかった驚きの効果が書かれていました!

「Brain Orgasm」。。。つまり脳がオーガズムを感じた状態となり、以下のような効果が発表されています。

  • リラックス状態になる
  • 高揚感を感じる
  • ポジティブな気分になる
  • 悲しみやストレスが和らぐ
  • 性的興奮を感じる

この論文を書いた方は双極性障害を持ってますが、ASMRに出会って何年も薬を飲まずに病気をコントロールできているそうです。

雨の音を聞いて心地いいとは思ったりしたことないですか?あの音もTriggerだったんですね。

私は咀嚼音を聞いてもお腹がすくだけで、リラックスしないですけど。笑

ASMRについての論文内容

https://asmruniversity.com/
参考サイト

論文に書かれていた内容を要約すると

対象者

18歳から80歳までの37人の被験者

男性10名、女性26名、その他1名

被験者の体験談

65.4%がリラックスした

19.2%が眠くなった

実験からわかったこと

男女に差は見られなかった

普段からASMR動画を見ている、見ていないに関わらず気分に良い影響を与えた

ASMRの効果を得るために必ずしもぞくぞく感があるわけではない

この実験には含まれていませんでしたが、ASMRでものすごく気持ちが悪いと感じる人もいるようです。

そう感じる人の中にはmisophonia(ミソフォニア)の方もいるかもしれません。

音にとても敏感な人のことです。

「ASMR気持ち悪いのはなんで!?」と思う方はこちらの記事も読んでみてください。

ASMRを実際に体験してみよう

ASMR動画とってみました!

まとめ

海外の友達に教えてもらうまで聞いたこともなかったASMRについて調べてみました。

関連動画を見ても、なぜ人気なんだろう?と全く理解できませんでした。

でもこうして調べてみると、いろんな研究が行われていて単なる流行りではなかったのか!と知り興味がわいてきました。

今後さらに脳科学との結びつきが証明されてきたらASMR関連の商品が大ヒットするかもしれないですね。

何がTriggerになってASMR体験を得られるかは人それぞれ違うそうです。

いろんなASMR動画をみて、自分がどのタイプの音や映像で刺激されるのかチェックしてみてはどうでしょうか。

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